Silent morning

XJをこんな所まで連れてきたことに後悔を覚える。もう帰れないかもしれない
ひとつひとつ着実に降りて行こう、下に着いたら何をしようかな
お風呂にはいろう。
「標高1700M」の文字、まだ1000Mしか降りていない
2つめのカーブをすぎたら目の前に料金所、
ゆっくりとつけてギアをニュートラルに入れる
「おいくらですか?」と聞いたら、「上から来たのかい?」
うなづくと彼は本当におどろいた表情で「上に行くほうは
この天気だから通行止めなんです、いいから行きなさい」
と言われ「はあ?」と聞くと「本当は1050円だけれども
よく降りてきたね、この先も気をつけていきなさい」と
言ってくれた。